【阪神ジュベナイルF】2歳牝馬GⅠはノーザンファーム生産馬が強すぎる

公開日:2025年12月11日 14:00 更新日:2025年12月11日 14:45

過去に14勝

 日本の馬産界のガリバーであるノーザンファーム。今年もすでにGⅠを10勝している。

 初めてGⅠ勝ち数を2ケタの大台に乗せたのが17年。以降、その記録が途絶えることはなく、19年には24ある平地GⅠのうち19勝をマークしており、現在、9年連続で年間GⅠ2ケタ勝利を継続中だ。

 そのノーザンファームが過去に14回も勝っているGⅠは3つ。ひとつは秋華賞、そしてジャパンC。もうひとつが今週の阪神ジュベナイルフィリーズだ。

 初制覇が07年のトールポピー。そこから08年ブエナビスタ、09年アパパネ、10年レーヴディソール、11年ジョワドヴィーヴル、12年ローブティサージュと6連覇。ここ3年も22年リバティアイランド、23年アスコリピチェーノ、24年アルマヴェローチェと3連覇を成し遂げている。

 しかも、昨年は②着ビップデイジー、③着テリオスララもノーザンファームの生産馬。18年の①着ダノンファンタジー、②着クロノジェネシス、③着ビーチサンバに次いで、このレース2度目のワン・ツー・スリーだった。

 今年、生産馬は6頭が出走予定。

 アランカールは野路菊Sの勝ちっぷりから1番人気が濃厚だが、他にも2連勝中のアルバンヌ、ファンタジーS②着のショウナンカリス、中京2歳S②着のスターアニスや、新潟2歳S②着、アルテミスS③着のタイセイボーグがいる(残り1頭は抽選対象)。

 今年も制してGⅠの中で最多の15勝目となるのか、他の牧場生産馬に阻止されるのか――。

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