【菊花賞】エネルジコGⅠ制覇へ
公開日:2025年10月21日 14:00 更新日:2025年10月21日 14:00
「初めての右回りでコーナリングは問題ないはず」(高柳瑞師)
エネルジコは無傷の3連勝でダービートライアルの青葉賞を制した。しかし、体質の弱さゆえに反動も大きく、大一番を回避。4カ月ぶりの新潟記念では年長馬相手に②着と、あらためて実力を示している。“遅れてきた大物”を管理する指揮官が期待や不安を包み隠さず話す。
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――復帰戦となった前走を振り返って。
高柳瑞調教師 出遅れてしまったけど、補うように前めのポジションにつけられました。直線もしっかり伸びてたし、悪くなかったですよ。
――その後は。
高柳瑞師 使った後にダメージが見られたので、ノーザンファーム天栄でケアしてもらって帰厩しました。10月2日に栗東へ。レース当日の輸送時間を短くしたいという狙いですね。
――雰囲気はどうでしょうか。
高柳瑞師 やっぱり慣れない環境で体重が減ったりもして。戸惑うこともありながらやるだけのことをやってます。
――1週前はCウッドで併せ馬。6F81秒8―36秒9、1F11秒1。
高柳瑞師 追う前に自分で乗ってみて相変わらず歩様が硬かったり、後ろが頼りない印象で。スピードも出てるように見えなかったんですけどね。時計は速かったし、ルメールさんも「大丈夫」と。青葉賞の時よりいい感触を持ってました。
――舞台について。
高柳瑞師 左右のバランスも変わってないけど、初めての右回りでコーナリングは問題ないはず。距離も二千四百まで走ってるし、3歳同士ならこなせると思います。何とか健康な状態を維持したいですね。