【アイルランドT】充実期を迎えた6歳カナロア産駒カナテープの重賞2連勝

公開日:2025年10月7日 14:00 更新日:2025年10月7日 14:54

充実期を迎えたカナロア産駒の6歳牝馬

 重賞連勝を狙うカナテープに注目だ。

 今年初戦の初音Sを鮮やかに差し切り。6歳にしてオープン入りを果たし、本格化ムードをうかがわせた。

 続く府中牝馬Sで重賞初挑戦。プラス12キロで484キロと自己最高体重にまでパワーアップして、1馬身差②着と善戦したから期待は高まった。

 それに応えたのが前走の関屋記念だ。

 1F短縮で久しぶりのマイル戦。ポジションはやや後ろからになったものの、直線で大外に持ち出すと圧巻の切れ味を見せた。上がり32秒5で差し切って、勝ちタイム1分31秒0はコースレコードのおまけ付き。

 ロードカナロア産駒らしい成長力で、6歳にしていよいよピークを迎えた感がある勝ちっぷりだった。

 その後はノーザンファームしがらきへ放牧。ここ目標に9月13日に美浦へ戻って、順調に乗り込みが進められてきた。

 1週前追い切りはウッドの併せ馬で5F66秒0―35秒8。馬なりで2馬身先着して、ラスト1F11秒3をマークした。

「動きの質を上げるため横に馬を置いての折り合いと、馬を気にせず集中できるかどうか。しまいで大きなアクションをせず、ジョッキーが手の内に入れて繊細な合図で伸びるかどうかを確認しました。クオリティーは高くなってます」(堀師)

 今回は2走前と同じ東京千八に戻るが、これはむしろ好材料とみていいだろう。

「府中牝馬Sは②着でしたが、千六だと少し置かれてしまうので、千八の方が合っているはず。牝馬同士のこの舞台は、もちろんいい条件だと思っています」

 充実一途の今ならGⅡも壁にならない。ここも一気にぶっこ抜く。

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