1週前に2歳一番時計をマーク
3日間開催の中日は阪神が熱い。オークス馬カムニャックがローズSから秋華賞を目指す一方、その樫馬の半弟プレイザリードが新馬戦で阪神5R芝二千に遠征する。そこで迎え撃つのがジャスティンルマンだ。
昨年のセレクトセールで税込み1億3200万円で落札された高馬は6月20日にゲート試験をパスすると、8月半ばから坂路で下地をつくり、8月末からウッド追いを4本消化。3日にはレースで手綱を取るルメールを背に3頭併せの真ん中から6F80秒割れの78秒9と2歳の一番時計をマークしつつ、ラスト1F12秒0で踏ん張っている。
今週も3頭併せで1勝クラス2頭を追走。直線は内に入ると、強めに追う中と併入で、いっぱいに追われた外には0秒3先着だ。格上古馬を相手にしっかりと折り合い、馬なりで2F11秒4―11秒2なら、デビュー戦としては万全の仕上がりといっていい。
祖母イルーシヴウェーヴは仏1000ギニーの勝ち馬で、母イルーシヴハピネスはフランケルを父に持つ。その肌にスワーヴリチャードを配合した4番仔だ。爆発力のある血統だけに、来春はもちろん古馬になっても追いかけたい馬だろう。