【小倉記念】本格化メリオーレム初重賞取り

公開日:2025年7月17日 14:00 更新日:2025年7月17日 14:00

好内容Vでオープン入り

 充実一途のメリオーレムが重賞取りに挑む。

 今シーズンは自己条件から再スタートして④⑩②①着。チークピーシズを着用してからは連続連対中と、しっかりと走り切れている。特に前走のむらさき賞は評価できるものだった。

 当時はデビュー以来、初めての千八戦であり、レースの前半5Fは56秒8という超の付くハイペースだ。ところが道中は追走に苦労する場面は一切なく、6番手できっちりと脚をためられた。直線では追い出しを待つ余裕すら見せての差し切り勝ち。着差は首でも、完勝と言える内容だった。

 また、勝ち時計1分44秒6は東京千八で歴代12位タイ。同タイムには94年毎日王冠=ネーハイシーザー、08年毎日王冠=スーパーホーネット、09年府中牝馬S=ムードインディゴとGⅠ好走馬が並ぶ。これらと肩を並べたのだから、いよいよ本格化と言っていい。

 前走後はリフレッシュ放牧を挟んで、6月19日に帰厩。2週前のCウッドで6F81秒8―37秒0、1F11秒1の好時計をマークすると、先週は川田を背にしまい重点でラスト1F11秒0。これには友道師も「反応が良かったですね。ジョッキーも納得してくれたようです」とご満悦だった。

 総仕上げの直前は坂路で単走。終始、持ったままの手応えながら、うなるような行きっぷりで4F53秒7―11秒9。デキは明らかに前走以上だ。

 4歳夏を迎えて、いよいよ充実期に突入。秋の飛躍に向けて、まずは初タイトル奪取といく。

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