今週で小倉は終了。オーラスを飾るのはサマー２０００シリーズの第３戦、ＧⅢ小倉記念だ。

　中京で行われた昨年は３連単１万５７０円と比較的平穏だったが、ハンデ重賞で荒れる傾向のあるレース。小回り小倉に戻る今年は有力馬多数の大混戦メンバーで、ひと波乱ありそうだ。

　重賞初制覇を狙うのがディープモンスターだ。今年で７歳だが金鯱賞⑤着や前走の目黒記念④着などＧⅡでも僅差の競馬。衰えは全く感じさせない。小倉二千メートルは一昨年の関門橋Ｓを完勝した舞台。北村友との新コンビでタイトルを目指す。

　小倉に実績があるのはエピファニーも。昨年は小倉大賞典を勝ち中京記念で②着。今年の小倉大賞典でも５８・５キロのトップハンデで勝ち馬と０秒３差⑤着だ。この３戦は千八で１Ｆ延長が鍵もチャンスは十分ある。

　重賞実績組では昨年の中山金杯勝ち馬のリカンカブールや新潟大賞典③着のハピ。函館記念③着マイネルメモリー、小倉大賞典②着ショウナンアデイブなどが出走する。

　上がり馬ではむらさき賞が着差以上に強かったメリオーレムに注目。鞍上の川田は２３、２４年と小倉記念を連覇中でもあり、一気の重賞取りがあっていい。