「エピファ産駒らしい爆発力備わると来春楽しみ」

今週は単走で１Ｆ11秒９（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　日曜小倉５Ｒ芝二千は８頭立てとさびしいが、良血馬がエントリー。昨年のオークスと秋華賞を制したチェルヴィニア（父ハービンジャー）を姉に持つこの馬だ。ノーザンファーム空港の杉田佳祐氏に聞いた。

「エピファネイア産駒は気難しいタイプが多いですが、この馬はそういうところがなく、落ち着きがあって折り合いもスムーズ。それでいて動かすと、スパッと反応してくれます」

　当初、宝塚記念デーにデビュー予定だったが、軽い捻挫で回避。幸い症状は軽く、ここに向けて順調だ。５日の新馬戦を勝ったキャンディードと毎週のように併せ馬を行い、１週前のＣウッドでは直線で内につけると、首をうまく使って２Ｆ11秒６―11秒２で半馬身先着。先週でほぼ整った今週は単走で１Ｆ11秒９。キレイなフォームで脚を伸ばしている。

「ほかの馬に比べて心肺機能が優れていて、操縦性もいい。距離は十分こなせると思います。成長してエピファネイア産駒らしい前進気勢や爆発力が備わると、来春が楽しみですね」

　現時点で５００キロほどと馬っぷりもいい。勝ち方が焦点だ。