今週はぜひとも買いたい WIN5の攻略法
公開日:2025年1月23日 14:00 更新日:2025年1月23日 14:00
キャリーオーバー発生中
先週の「WIN5」は20年7月19日以来となる「的中者なし」。4億4902万3820円のキャリーオーバーとなった。
となれば、今週は手元の資金に余裕がある範囲で「WIN5」にも手を出したいところ。なかなか当たらないし、購入点数も多くなる難しい馬券だが、その攻略法を考えていく。
大荒れの翌週は意外に堅い
「WIN5」が初めて発売されたのは2011年の皐月賞デーから。もう14年も前になる。過去にキャリーオーバーが発生したのは13回。だから、およそ1年に1回くらいの計算だ。
では、過去のキャリーオーバーがあった時はどんな傾向があったのか。
結論から先に言えば、割と平穏な結果に終わることが多い。
初めてキャリーオーバーが発生したのは11年の宝塚記念ウイーク。的中は3票あったが、当時は払い戻しの上限が2億円で、4億6000万円余りが翌週に持ち越しに。結果、2、1、1、1、2番人気馬の勝利で配当は1万9680円。2億円に沸いたのとは対照的な金額だった。
1票あたりの上乗せは4300円、的中は10万票超え。これは現在では歴代2位で、史上最多は11万5874票の的中があった18年12月28日。ホープフルSのサートゥルナーリアを含めた5鞍のうち、1番人気が4勝。もう1レースも2番人気が勝利し、こちらの配当は2万9330円。この時も6億近いキャリーオーバーがあったのだ。
1、2番人気の勝利がそれぞれ10ポイントほど上昇
ちなみに、過去の「WIN5」対象レースを集計すると、1番人気の勝利は29・3%。2番人気が19・2%、3番人気は12・6%で、4番人気は10・1%、5番人気7・5%となっている。
では、過去のキャリーオーバーが発生した翌週はどうか。対象となるのは13回だから65レース。ただし、①着同着が1回あり、勝ち馬は66頭だ。
その中で1番人気は25勝だから、割合は37・9%に。2番人気は16勝で24・2%。ここまででおよそ60%以上になる。全集計時には1、2番人気を合わせて占める割合は50%を切っていることからも、キャリーオーバー発生の翌週は比較的、堅い傾向にあるといえそうだ。
もちろん、12年朝日杯フューチュリティSデーのように、キャリーオーバー発生の翌週も8661万円の配当になったこともあり、例外がないわけではないが……。
中でも堅いのはWIN①
前記した13回のキャリーオーバー発生の翌週は比較的、堅めとなるデータがあるが、その中でも最も堅いのが「WIN5①」。対象1レース目だ。
実に1番人気が8勝もしていて、5番人気以下の勝利はゼロ。まずは手堅く、1発目をクリアしたいところだ。
今週の対象は中京10R・トリトンS。3勝クラスの芝千四。馬場の荒れが非常に目立つ最終週の短距離戦で、差し勢を軸に考えれば、まずはユハンヌスか。前走は今回と同じ舞台でタイム差なしの②着。末脚には定評があり、ここでオープン入りを果たしたいところ。同じ脚質のアルーリングビューまで押さえておけば万全(?)か。
買いづらい人気馬はこれだ
2レース目は中山10R・江戸川S。3勝クラスのダート千二だ。
人気は12月のアクアラインSで③着だったオウバイトウリ。先行勢がのきなみ失速した中、4角3番手から③着した力は評価できる。
そのオウバイトウリに先着の②着がムーヴ。この2頭が主力を形成しそう。ただ、ムーヴは追い込み一辺倒のため、よほど展開が向かないと、突き抜けるまでは難しいかもしれない。
対象3レース目は今週から開幕する小倉のメイン・壇之浦S。3勝クラスの芝千八だ。
人気は現クラスの安定勢力であるセブンマジシャンだが、現級で③③②⑤②②着ともどかしいタイプ。馬連や3連系馬券はいいが、「WIN5」では最も買いにくいタイプではある。
開幕週で前が止まらない馬場ならセキトバイーストの方が有利。このあたりは前日の小倉牝馬Sなども含めて、芝の状態をはっきり見極めたい。
ここまでクリアできれば、残るのは重賞のプロキオンS、アメリカJCCだ。何とか的中を重ねてここにたどりつきたいものである。