【高松宮記念】6年ぶりに参戦の外国馬 ビクターザウィナーは好勝負必至

公開日:2024年3月21日 14:00 更新日:2024年3月21日 14:00

 今年の高松宮記念には外国馬が1頭参戦する。それが香港のビクターザウィナーだ。

 かつては珍しくなかったスプリントGⅠの海外馬。だが、中間のコロナ禍もあってか、今回は18年以来、6年ぶりとなる。

 香港といえば言わずと知れた芝の短距離王国。この路線では世界有数の強さを誇る。

 99年から国際GⅠとなった暮れの香港スプリントで、過去25回のうち、香港馬以外が優勝したのは6回だけ。それだけに12、13年と連覇した日本のロードカナロアは価値があるということ。

 他にも20年にダノンスマッシュが香港スプリントを制した例はあるが、日本のスプリントチャンピオンクラスでも苦戦するのが香港。とにかく層も厚い。

 ビクターザウィナーは昨年の香港スプリントで④着だが、日本のジャスパークローネ(昨年のサマースプリントチャンピオン)が⑦着、マッドクール(スプリンターズS②着)が⑧着だった。この比較だけでも、かなりの強豪といえる。

 しかも、当時はまだ重賞タイトルはなし。23/24年シーズンは、10月のGⅡプレミアボウルが⑤着、GⅡジョッキークラブスプリント②着からの参戦だった。

 だが、今年は1月28日にGⅠセンテナリースプリントCを制している。短距離王国のGⅠ馬として来日するのだ。

 当時は単勝オッズ38倍の人気薄だったが、②着ラッキーウィズユーは香港スプリントの②着馬。③着ウェリントンは③着馬だ。④着馬が②③着馬を逆転したあたりが、この馬の成長力なのかもしれない。

 レースぶりも堂々としたもの。抜群のスタートを切り、そのまま逃げ切り勝ち。香港スプリントは日本の快速馬ジャスパークローネにハナは譲ったが、真っ先にゲートを飛び出したのがこの馬だった。このスタートセンスが売りといえる。

 過去に日本のスプリントGⅠで香港馬は3勝。当時、香港最強だった05年のスプリンターズS馬サイレントウィットネスや前年の香港スプリント馬だった15年のエアロヴェロシティは勝たれて当然として、10年のスプリンターズSを制したウルトラファンタジーはGⅡ勝ち馬で、GⅠでは②着が最高だった。ならば、ビクターザウィナーも十分に通用する計算が成り立つ。

 火曜に中京の芝コースで5F68秒5―39秒3、1F11秒2をマークし、態勢は整った。久々に海外馬のGⅠ制覇があっても不思議ではない。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間