朝日杯フューチュリティSに縁がある〝アドマイヤ〟
公開日:2025年12月18日 14:00 更新日:2025年12月18日 14:00
過去に4勝し、初GⅠも
今年の朝日杯フューチュリティSで1番人気が確実なのがアドマイヤクワッズ。東京の新馬戦、続くデイリー杯2歳Sをレコードで制してGⅠ取りに挑む。
かつて、デイリー杯と朝日杯は同じ2歳のマイル戦にもかかわらず、ほとんどつながりがなかった。だが、18年にアドマイヤマーズ、23年にジャンタルマンタルが両レースを制覇。再び、2歳マイルの王道路線が注目されつつある。
〝アドマイヤ〟といえば近藤利一オーナーの冠。19年11月にお亡くなりになり、現在は妻・近藤旬子氏が冠、勝負服を継承している。
その利一オーナーの最後のGⅠ勝ち馬となったのがアドマイヤマーズ。19年のNHKマイルCである。
そして旬子オーナーの初のGⅠ勝ち馬がアドマイヤズーム。24年の朝日杯FSである。そう、朝日杯は〝アドマイヤ〟と縁の深いレースなのだ。
というのも、利一オーナーの初のGⅠ勝ちが98年の朝日杯3歳S(レース名は当時)。コジーン産駒の持ち込み馬で、2戦目の新馬戦(この頃は同じ開催なら、負けていても新馬戦に出走可能だった)を勝利し、続く東京スポーツ杯3歳Sも連勝。4戦目がこの朝日杯で、鞍上はロバーツ。短期免許の外国人ジョッキーによる初のGⅠ制覇だった。
オーナーのGⅠ2勝目がアドマイヤベガによるダービーだが、3勝目も朝日杯FSで01年のアドマイヤドン。つまり、コジーン、ドン、マーズで3勝。旬子オーナーでのズームを含めて4勝もしている。今年のクワッズで縁のあるレース5勝目となるか。
なお、意外にも坂井はアドマイヤの馬での重賞制覇はクワッズの前走、デイリー杯2歳Sが初めて。GⅠの舞台でこの勝負服に袖を通すのも初めてになる。



























