【有馬記念】ダノンデサイルGⅠ3勝目へ
公開日:2025年12月23日 14:00 更新日:2025年12月23日 14:07
前走③着から前進あるのみ
ダノンデサイルから目が離せない。
3歳春は皐月賞をゲート入り直前にツメの傷みで取りやめて臨んだダービーで皐月賞馬ジャスティンミラノに2馬身差をつけて快勝した。それからも泣いた後に笑った。
ぶっつけの菊花賞は1番人気で⑥着と掲示板を外してしまったが、有馬記念では初めての古馬の強豪相手に逃げて③着と踏ん張った。そして、4歳の今年はアメリカJCCで幸先のいいスタートを切ると、海外に遠征してドバイシーマCでは残り1Fで先頭に立ち、カランダガンの猛追を振り切って2つ目のビッグタイトル獲得だ。
勢いをつけて英国のインターナショナルSに遠征も、返し馬からテンションが高くなり、6頭立ての⑤着といいところなし……。ところが、さすがと言おうか、すぐにジャパンCで反撃する。
7枠14番から中団を追走し、そのまま4角を回ると直線では馬場の真ん中でしぶとく伸びた。レコード決着の中、カランダガン、マスカレードボールに続いて③着でゴールイン。
「当日はパドックでこの馬としては高ぶっているかなの印象があり、レースでも向正面の途中までムキになっているように見えました。そこが課題として残りましたが、直線はいい脚を使いましたね」(安田翔師)
入線後に落馬のアクシデントがあったが、大事には至らなかった。中間は順調。先週はCウッドの併せ馬で6F81秒6―37秒1、1F11秒3を馬なりと抜群の動きを見せている。
「ジャパンCを使った後、走りのリズム、バランスに変化があるのかを確認と、どうレースに向かってアプローチするのか判断するための追い切り。いいリズムで走れていました」
昨年は菊花賞⑥着からここで③着と上昇気流を掴んで、今春の2連勝につなげた。今年は英国で⑤着後、前走で③着。となれば、前進あるのみだ。
























