【エリザベス女王杯】連覇を目指すジェラルディーナ
公開日:2023年11月6日 14:00 更新日:2023年11月6日 14:00
生きのいい3歳勢もスタンバイ
今週からGⅠシリーズが再び始まる。
日曜は秋の古馬牝馬頂上決戦、エリザベス女王杯だ。前3年の阪神から本来の京都二千二百メートルに戻っての開催となる。
20年に無敗で牝馬3冠を達成したデアリングタクトが引退し、今年の3冠牝馬リバティアイランドはジャパンCへ。GⅠ馬の参戦が1頭のみなのは少々、寂しい気もするが、その1頭が昨年の覇者ジェラルディーナだ。
オールカマーで重賞初Vの勢いそのままに初めてGⅠを制し、暮れの有馬記念でも牡馬相手に③着と好走。それを思えば今年の⑥⑥④⑥着の成績はやや物足りなさもあるが、出遅れや展開が向かずに力を出し切れない面もあった。短期免許で来日するムーアと新コンビ。19、20年ラッキーライラック以来の連覇を目指す。
世代交代を狙う3歳勢の最先鋒はブレイディヴェーグか。ここまで4戦2勝②着2回。重賞初挑戦のローズSでも、レコード決着の中、32秒9の脚で②着と力のあるところを見せた。秋華賞をパスして、ここを目標に再度、栗東へ早めに入厩。先週のCウッドで1F10秒7と好調教を見せている。
ハーパーは牝馬3冠にフル参戦して④②③着。リバティアイランドの壁は厚かったが、同馬も世代トップクラスの実力馬なのは間違いない。
同じ友道厩舎からはGⅠ2勝ヴィルシーナの仔ディヴィーナも参戦。史上初のJRA牝馬GⅠ完全制覇がかかる国枝厩舎のサリエラにも注目だ。