【スプリングS】アウダーシア好記録でGⅠに名乗り

公開日:2026年3月16日 14:00 更新日:2026年3月16日 14:00

津村=手塚久師のコンビがまたまた勝利

 またまた手塚久厩舎がトライアルを制覇――。

 スプリングSは8番人気の伏兵アウダーシアが大外から直線一気の末脚でゴボウ抜き。うれしい重賞初制覇を飾った。

 前半は落ち着いた流れと思われた直後、断然人気クレパスキュラーが向正面で10番手から一気に先頭に。そこから息の入らない厳しい展開となり、直線の顔ぶれはガラリ一変。差し、追い込み決着となった。

 それを道中13番手の後方待機から制したのがアウダーシア。勝ち時計1分46秒0はレース史上最速で、02年タニノギムレットの記録を0秒9も上回る好記録だった。

 展開が向いたとはいえレースの後半5F58秒0と地力を問われる展開を制したのは評価できるだろう。それも未勝利を勝ったばかりだけに、なおさら前途洋々だ。

 馬も凄かったが管理する手塚久厩舎の勢いも驚くばかり。

 2週前のGⅡフィリーズレビューを10番人気ギリーズボールで勝つと、先週土曜はアネモネSを2番人気ディアダイヤモンドでV。ここ2週で出走させた3つの桜花賞、皐月賞トライアルを全て制覇している。それでなくとも、先月のGⅢ共同通信杯はリアライズシリウスが勝っており、この3歳世代の層の厚さは群を抜いている。

 その立役者は何といって津村だろう。このうち3つが津村の手綱によるもの。今年はすでに重賞4勝目と、3月の時点で過去最多だった昨年の勝ち数に並んだ。

 もともと当たりが柔らかく、技術の高さには定評があった。

「ツー(津村の愛称)はうまいよ」と同じ騎手だった蛯名正師や田中博師も認めているほどの腕前の持ち主。その技術に大舞台での勝負強さが備わってきたか。

 結果を出せば、大手牧場からより質の高い騎乗馬が頼まれる好循環にも。いずれにせよ、軌道に乗ってきた今年はキャリアハイだった年間56勝の23年を超す勢いだ。

 春クラシックは手塚久厩舎、津村が席巻する可能性までありそう。

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