日曜京都5R芝二千でデビューするヴァロンブローサは、ヴィクティファルス(父ハーツクライ)を半兄に持つ。兄はデビューVを飾ると、共同通信杯で②着し、スプリングSを勝ってクラシック路線を歩んだ。父がコントレイルに替わった弟は、どうか。
8月28日にゲート試験をパスすると、放牧に出されて9月末から坂路とCウッドで乗り込まれている。1週前は実戦を想定した3頭併せでパートナーを追走。直線は真ん中に進路を取って脚を伸ばすと、6F83秒7、ラスト1Fは11秒6。追走してのものだけにクビ差遅れは問題ない。
今週も3頭併せの真ん中で7F99秒4―1F11秒6。直線ではステッキ2発とビッシリ負荷をかけられた。1週前よりスムーズな動きで、好仕上がりだ。
兄は早くから活躍したが、弟はここにきての変わり身が著しい。兄とは違うタイプで成長力がある。心肺機能の高さからも距離は長い方がよさそうだ。
叔父のシルバーステートとヘンリーバローズは種牡馬になっている(2頭とも父はディープインパクト)。父コントレイル譲りの青鹿毛は、母系に欧州の大種牡馬ガリレオが名を連ねる。
将来性たっぷりの配合だけに、初戦の走りに注目だ。