【ジャパンC】マスカレードボール②着惜敗もあらためて証明した世代レベルの高さ
公開日:2025年12月1日 14:00 更新日:2025年12月1日 14:00
カランダガンとのまさに火が出るようなたたき合い。1番人気の3歳馬マスカレードボールは惜しくも頭差②着に終わったものの、いったんは前に出るシーンも。これは素直に相手を褒めるべきだろう。
過去に秋の天皇賞を制してジャパンCに駒を進めた3歳馬はわずかに2頭だけ。96年バブルガムフェローは⑬着に大敗。02年シンボリクリスエスは③着だった。
それを思えば、勝ちに等しい内容の②着はお見事である。と同時に、あらためて世代レベルの高さも証明した。
④着はダービー馬クロワデュノール。1週前追い切りの段階ではピリッとせず、陣営が出走回避の可能性も示唆したほどで、凱旋門賞帰りとあって100%の状態には戻り切っていなかったはずだ。2頭の出走で②④着なら、来年はこの世代が席巻するか。
天皇賞・秋はマスカレードボールが勝って、②着も同世代のミュージアムマイル。レース史上初となる3歳馬のワン・ツーだった。
そしてエリザベス女王杯ではパラディレーヌが②着に食い込み、これで秋のGⅠで3歳馬が連対したのは3回目になる。
GⅠではないが、先月のGⅢ武蔵野Sではルクソールカフェが、古馬を問題にしなかった。
世代レベルの高さは疑う余地なし。これからも現3歳世代には大いに注目すべきである。

























