【チャンピオンズC】ナルカミ古馬制圧あるか

公開日:2025年12月2日 14:00 更新日:2025年12月2日 14:00

「中、長距離馬でそこに適性がある」(田中博師)

 ナルカミはここまで6戦5勝。しかも、美浦・田中博厩舎に転厩後は4連勝でいまだ無敗を継続している。1、2勝クラスを卒業すると、盛岡の不来方賞も快勝。ジャパンダートクラシックではナチュラルライズの3冠を阻止し、ビッグタイトルを手に入れた。勢いそのままに古馬も制圧して国内統一となるか――。指揮官が口を開く。

  ◇  ◇  ◇

――ここへのチャレンジは世界を見据えてのものだと聞いています。そのうえで重視するのは。
 田中博調教師 まずはパフォーマンスを発揮できるかどうか。能力ならメンバー中でも上位にいると思います。一番の課題が競馬場での雰囲気だったり、冷静になれるかというところですね。実際に中京で負けてるし、いい精神状態で臨めるようにしていければ。

――コース攻略もポイントに。
 田中博師 まだまだ精神的に幼く挙動の不安定さが残ってます。トモの左右差はいくらか良化した感じ。そこも生まれ持ったバランスとか筋肉や骨格なので、付き合っていくしかないですね。

――先週はウッドで併せ馬。6F81秒6―37秒9、1F11秒5でした。
 田中博師 相手(ホウオウサムレット)的にもそんなに無理をした内容ではないけど、動きや折り合い、リズムも良かったですよ。ゴール後の余力や反応を見てもまずまずかなと。もう少し鋭さだったり、動きの軽さは出てくると思います。そのあたりも上昇させていければ。

――最後に見通しを。
 田中博師 (一昨年、昨年とチャンピオンズC連覇の)レモンポップはそもそも短距離馬だし、ポテンシャルの高さで対応してくれました。ナルカミに関していえば、しっかり中、長距離馬でそこに適性があって。この部分をより伸ばしていけるように取り組んでいきたいですね。

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