今年も1、2勝クラスでは3歳馬の天下
公開日:2025年6月19日 14:00 更新日:2025年6月19日 14:00
夏番組になって2週が終了
番組が「3歳上」となる夏競馬がスタートして2週間が経過。今年も例年と変わりなく、下級条件は3歳馬が断然、有利となっている。
最も鞍数が多い1勝クラスでは完全に圧倒。この2週間で行われた29鞍の内訳は――。
① ② ③ 外 連対率
3歳24 20 18 108・259
4歳5 5 5 125・071
5歳0 4 4 58・061
6歳0 0 1 13・000
7歳0 0 1 5・000
8歳0 0 0 3・000
同じく2週間終了の時点で比べると、昨年もほぼ同じ傾向。3歳馬が26勝を挙げ、4歳が5勝。5歳以上は1勝もできていない。
一昨年も3歳が26勝、4歳が4勝で、5歳は1勝。6歳以上は未勝利である。
では、2勝クラスではどうか。
今年はここまで17鞍。
① ② ③ 外 連対率
3歳8 3 3 8 ・500
4歳7 8 6 70・165
5歳2 3 5 59・072
6歳0 2 3 35・050
7歳0 1 0 5 ・167
8歳0 0 0 1 ・000
勝ち鞍では3歳と4歳が互角だが、どちらが狙えるかは言わずもがな。
昨年も同じく17鞍で、成績はこうだった。
① ② ③ 外 連対率
3歳6 7 2 7 ・591
4歳9 8 6 68・187
5歳0 2 7 47・036
6歳2 0 1 26・069
7歳0 0 1 10・000
8歳0 0 0 2 ・000
数の上では4歳だが、3歳馬の連対率は今年を上回るもの。使ってきた3歳馬は迷わず〝買い〟でいい。
次に3勝クラスは……と言いたいところだが、実は今年、まだ3勝クラスに3歳馬は一頭も出走していない。
ここは保留としておくが、19年に降級制度が廃止され、条件戦において3歳馬は本当に有利になった。
かつては、2勝クラスなら以前、3勝クラス、あるいはオープンで走っていた4歳馬が降級。1勝クラスには2勝クラスの連対馬が降級したりといったことが当たり前だった。
だが、そういう強い4歳の降級がなくなれば、3歳馬が幅を利かせるのは当然か。
また、12年から2歳新馬戦のスタートが早くなり、従来よりもサラブレッドの成長、関係者の仕上げともに前倒しになった感もある。なのに斤量面で3歳は恩恵を受けるのだから、好成績につながるのだ。
今週以降も条件戦、特に2勝クラス以下は徹底した3歳馬狙いでいい。