ホースマン直撃

【木津の土曜競馬コラム・中日新聞杯】

公開日:2025年12月12日 14:00 更新日:2025年12月12日 14:00

七夕賞で③着

 先週土曜阪神のメインであるGⅢ鳴尾記念に管理馬オニャンコポンを送り出した小島茂調教師はレース前、こんな談話を出してくれていました。

「もうちょい良くなりそうな仕上がりですが、走れなくはありません。レース後、豊さん(武豊騎手)がどう言われるのか、楽しみです」

 その結果を今…

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12月13日(土)中京競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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