【朝日杯フューチュリティS】アドマイヤクワッズ視界良好
公開日:2025年12月16日 14:00 更新日:2025年12月16日 14:00
「今のところ、課題という課題がない」(友道師)
西の大物アドマイヤクワッズがGⅠ初制覇を狙う。
デビューは10月の東京マイル戦。発馬五分から中団9番手で脚をためると、直線は外から一気の差し切り。逃げ馬が③着、2番手が②着という典型的な前残り展開を、問答無用にねじ伏せたから強いの一言だ。
返す刀で挑んだGⅡデイリー杯2歳Sでは、さらにパフォーマンスを上げてきた。
道中は8頭立ての6番手から進め、直線ではインへ。先に抜け出したカヴァレリッツォに内から並びかけると、最後は2頭の一騎打ちに。いったんは前に出られながら、そこから差し返すド根性を見せて頭差退けた。
レースのラスト2Fは11秒2―11秒2で、勝ち時計1分33秒1はレコードのおまけつきでもあった。荒れた馬場を苦にしないパワーに、類いまれな勝負根性、そしてスピードと、どれをとっても一級品。友道師が「今のところ、課題という課題がない」と評すのも納得の強さだった。
その後は短期放牧を挟み、11月28日に帰厩した。1週前追い切りでは坂井を背にCウッドで3頭併せを敢行し、6F82秒9―36秒3、11秒2の好時計をマーク。前2頭を5馬身以上追いかける形から、直線では鋭く伸びて好調をアピールした。
見届けた指揮官は「1週前なのでしっかり負荷をかけました。ジョッキーが乗るのは前走以来だったので、感触を確かめてもらいました。動きは良かったし、“前と比べて跳びが大きくなってる感じ”と。いい感じできてますよ」と太鼓判を押す。
GⅠ奪取に向けて不安なし。無傷の3連勝での戴冠に期待が高まる。

























