昨年の勝ち馬はアドマイヤズーム（Ｃ）日刊ゲンダイ

拡大する

　今週は２歳マイル王を決める一戦、ＧⅠ朝日杯フューチュリティＳが、先週と同じ阪神マイルを舞台に行われる。

　近年の勝ち馬だけをみても、１８年アドマイヤマーズ、２１年ドウデュース、２３年ジャンタルマンタルといったそうそうたる顔ぶれが、ここから飛躍していった。

　今年も重賞勝ち馬４頭を中心に粒揃いのメンバーが集結。ハイレベルな戦いが期待できる。

　ＧⅡデイリー杯２歳Ｓを制したのはアドマイヤクワッズ。従来の記録を０秒１更新するレコードでの快勝だった。デビューから２戦とも上がり最速をマークしたように、鋭い末脚が身上だ。

　ＧⅢサウジアラビアＲＣを直線一気で勝ったエコロアルバも参戦。こちらも２戦無敗で、アドマイヤ同様に破壊力のある末脚の持ち主である。

　もう１頭、２戦２勝の重賞ウイナーがリアライズシリウス。こちらは先行力を生かして、ＧⅢ新潟２歳Ｓを１分３３秒４のレースレコードタイで勝利している。休み明けでも注意が必要だろう。

　これらに対して、異色の存在がＧⅡ京王杯２歳Ｓを制したダイヤモンドノットだ。初勝利までに３戦を要して、重賞制覇した前走がキャリア５戦目。たたき上げだが、前走の勝ち時計１分２０秒９はレース歴代３番目タイと侮れない。

　他にデイリー杯でアドマイヤに頭差②着のカヴァレリッツォ、秋明菊賞勝ちのタガノアラリアなどもスタンバイ。目が離せない一戦になりそう。