【皐月賞】クロワデュノール文句なし
公開日:2025年4月16日 14:00 更新日:2025年4月16日 14:00
クラシック1冠目となる皐月賞に、いよいよ無敗の2歳チャンプが登場する。
暮れのホープフルS後は皐月賞直行のローテーションを組んで、栗東に戻ってきたのは3月13日だった。
2週前のCウッド追いで僚馬2頭にあっさりと遅れたシーンには驚かされたが、そのひと追いで競馬が近いことを察知したか。1週前追いは3頭併せの真ん中へ。「自分からハミを取ってしっかり動いていました」とは斉藤崇師で、実際、目いっぱいに追われる両サイドの僚馬に対して馬なりで、ラスト2Fのラップは11秒5―10秒9。さらにギアを上げてきた。
そして今週もいつものように角馬場からCウッドへ。先週に続いて北村友が騎乗し、リードホースを2馬身前に見ながら直線は馬なり。内からスムーズに並びかけて最後は併入で調整を終えた。時計は6F84秒6―37秒7、1F11秒3。
先週に負荷をかけており、輸送もあるからオーバーワークにならないよう〝静〟の調整で十分。それでも時計以上の加速感があった。
馬体はスリムにまとまって、張りもある。筋肉のいいラインも見えており、仕上がりは文句なしだ。まずは1冠に向けて順調のものと言えよう。
「順調ですね」と北村友
○…「順調ですね」が最終追いを終えた北村友の第一声だ。「先週しっかりとやっているので、けさは確認程度。状態は良く感じました」と続けた。〝直線、手前を替えていましたが〟の質問には、「けさは軽めで馬にも余裕がある感じだったので。でも、先週、ビシッと速いところをやった時は替えずにしっかりと走れていました。そこを含め、良くなっているのを感じます」。