【アイビスSD】ピューロマジック復活Vだ

公開日:2025年7月31日 14:00 更新日:2025年7月31日 14:00

夏の直線競馬で能力全開

 ピューロマジックが好ムード。

 3歳5月に葵Sを逃げ切り、重賞ウイナーに輝いた。返す刀で夏には古馬相手の北九州記念でも逃走劇を決めている。

 それが、セントウルSは0秒7差⑬着、スプリンターズSは0秒5差⑧着、シルクロードSは0秒6差⑨着。いずれも軽快に飛ばして直線を向いて見せ場をつくるものの、最後はつかまるレースが続いてしまった。

 この嫌な流れに歯止めをかけそうなのがドバイ遠征の前走、アルクオーツスプリントだ。

 舞台は初めての直線コース。それまでとは違い、後方からじっくりと運んだ。手応えは十分にあったのに、残り500メートルを切ったあたりで前が壁になるシーン。それから大外に持ち出して、グイグイと伸びた。0秒4差⑤着でゴールイン。スムーズならもっと差は詰まったに違いない。

 また、これまでの重賞2勝は3歳限定の葵Sが55キロなら、北九州記念は53キロの軽ハンデだった。57・5キロを背負って、末脚を繰り出したのも評価できる。

 レース後は放牧を挟んで、ここへ。7月3日に帰厩し、入念に乗り込まれて、先週は坂路4F50秒3―12秒0の自己ベスト。そして今週はCウッド4F53秒6―11秒2で併入した。

「いい状態で戻ってこられました。海外帰りの影響はありません。普段の調教では馬の後ろに入れたら折り合って、走り方が良くなってます。暑い時期は得意。前走のようにラストを伸ばす形で、持てるスピードを生かせれば」(安田翔師)

 過去の実績、前走の走りを見ても、夏場の直線競馬はぴったり。期待がどんどん膨らむ。

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