【香港国際競走】凄みを増した地元・香港勢
公開日:2025年12月15日 14:00 更新日:2025年12月15日 14:00
日本馬はソウルラッシュ、ベラジオオペラが②着まで
今年は7頭の日本馬が参戦した香港国際競走。チーム・ジャパンは残念ながら勝利することはできませんでした。
まず最初に行われた香港ヴァーズはフランスのソジーが勝利。菊花賞馬アーバンシックは超スローペースで途中からハナに立ちましたが、直線で伸び切れず⑩着まで。
「前半もう少し収まってくれたら……。初めて向正面で先頭に立つ形になり、物見をして気が抜けたかな」と武井師はガッカリした様子でした。
次のスプリントは絶対的王者カーインライジングが圧巻のパフォーマンスで16連勝を達成!
日本勢は⑨着サトノレーヴのムーア騎手が「残念な結果でした。ただ、勝った馬はボクが見た中で最強スプリンターです」と脱帽なら、⑪着ウインカーネリアンの鹿戸師は「位置取りとしては悪くなかったけど、少し馬場が重く感じていたみたいだった」と悔しさをにじませていました。
惜しかったのがマイルで②着だったソウルラッシュ。地元ヴォイッジバブルとのたたき合いで、いったんは前に出たんですが……。
池江師は「一回出た時にソラを使ってた感じ。最後、勝って引退させたかった。みなさんの期待を裏切る形になって申し訳ない」と残念そうな表情でした。
⑪着のエンブロイダリーは3歳牝馬での果敢な挑戦でした。「しっかり立て直して、強いエンブロイダリーを見せたい」と森一師が話したように、今後の活躍を期待したいですね。
そしてカップは断然人気のロマンチックウォリアーが4連覇で、日本馬はベラジオオペラの②着が最高でした。
「ベラジオの走りはできたと思うけど、相手が強かった」と横山和騎手なら、上村師も「あえて言うなら向正面の位置取りが勝ち馬と逆だったら。でも、着差をみれば、やっぱり相手が強かったということで」と勝ち馬を称えていました。
一方、⑤着ローシャムパークは「最後まで頑張っているけど、この馬にはペースが遅すぎた」とルメール騎手。
さらに、「とにかく香港の馬が強すぎて。なかなか負かすのは難しい」と話したように、ますます凄みを増してきた地元勢。来年も日本馬にとって強力なライバルになりそうです。
(本紙特派員・目黒貴子)
























