アイビスSDで大穴を出すならこの4人のジョッキー

公開日:2025年7月31日 14:00 更新日:2025年7月31日 14:00

 今週の新潟メインは日本で唯一の直線コースによる重賞、GⅢアイビスサマーダッシュ。

 先週、このコースでは土日に1鞍ずつ行われ、日曜11R・3歳未勝利では内を目指したイスラコラソンが勝利。今村が2キロ減を生かして、上がり最速の32秒3の脚を引き出して差し切った。

 よく「長距離は騎手の腕」と言われるが、直線競馬もコース取りがかなり大事。かつては「千直の菜七子」と言われた藤田元騎手のように、スペシャリストの存在も。そういう意味では腕が問われるといえそうだ。

 では、このコースを得意としているジョッキーは誰か。

 歴代最多勝は25勝の中舘(現調教師)と柴田善だ。ただし、大ベテランの柴田善は休養中で、秋中山での復帰を目指している。次いで22勝の村田、21勝の西田、18勝の田中勝と現調教師がズラリと続く。

 では、近年に限るとどうなるか。

 20年以降で調べてみると最多は8勝の菊沢だ。春や秋のいわゆる裏開催の騎乗があるから、乗り鞍も84で最多とはいえ、オープン3勝の実績は、コース巧者と言えるものだ。アイビスSDでは人気薄のニシノコニャックとコンビを組む。

 2位は丹内(当日は札幌で騎乗)の7勝、同じく7勝なのは杉原だ。アイビスSDで乗るのは千直3勝のクムシラコ。人馬ともに巧者となれば、無視できない存在といえる。

 勝ち鞍こそ4勝でも、②着9回で最多なのが津村だ。連対率は3割近くになり、押さえておくべきか。コンビを組むのはコラソンビート。

 4勝②着6回なのが武藤。コンビを組むスコーピオンとは、秋の新潟で飛翼特別を制しているから、こちらも要注意。

 評価が微妙なのがルメールだ。上位人気濃厚なピューロマジックに騎乗するが、千直経験がわずかに3回だけ。〈1002〉で、勝ったのは1番人気。そもそもこのコースで乗るのは3年ぶりになる。

 百戦錬磨の鞍上でも、さすがにこの特殊なコースでは信頼性が高いわけではない。相棒はテンのスピードでは現役屈指の存在だが、果たして……。コース巧者のジョッキーが穴を演出する可能性は十分にありそうだ。

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