【クイーンS】勢いの3歳馬が経験豊富な古馬に挑む
公開日:2025年7月28日 14:00 更新日:2025年7月28日 14:00
札幌では牝馬限定の重賞戦、GⅢクイーンSが行われる。23年はオークス③着から参戦したドゥーラが勝ち、昨年はクラシックを賑わせたコガネノソラ、ボンドガールでのワン・ツー決着と、近年は生きのいい3歳勢の活躍が目立っている。
その流れでいけば今年はレーゼドラマか。フラワーCでは2番手から早め先頭の横綱相撲で重賞初V。オークスで④着に入るパラディレーヌに2馬身半差をつけたから、ポテンシャルは確かだ。大一番こそ距離に泣いたが、適距離に戻る今回は巻き返し必至。キングを背に、秋へ向けて好スタートを切りたい。
対する古馬勢の筆頭格はアルジーヌか。昨暮れのGⅢターコイズSで初タイトルを手にすると、GⅡ阪神牝馬Sでは鼻差②着。そしてGⅠヴィクトリアMでは強気の立ち回りで、タイム差なしの④着と本格化の印象だ。昨年のこのレースは③着と条件もばっちり。GⅢなら上位争い濃厚だ。
フェアエールングは当地で3勝を挙げている札幌巧者だ。昨秋のGⅢ福島記念から3戦連続で重賞連対中と、目下の充実ぶりは目を引くものがある。引き続き好勝負が期待できそうだ。
他にもGⅠヴィクトリアM⑤着のアリスヴェリテや、函館で連勝を飾ったパレハなどにもチャンスは十分。今年も勢いのある3歳馬が古馬を撃破するか、はたまた年長馬が意地を見せるのか、注目だ。