【愛知杯】スウィープフィート楽々と坂路51秒8
公開日:2025年3月19日 14:00 更新日:2025年3月19日 14:00
昨年のオークス⑥着以来となるスウィープフィートは先月18日に帰厩。ここまで坂路で丹念に乗り込んで、先週には4F51秒0の好時計が出ている。
今週の坂路追いも動きは◎。終始、楽な手応えで、最後に軽くうながされた程度で4F51秒8、ラスト2F24秒6―12秒1。素軽さをアピールしており、長い休養期間を感じさせない。決して太くは見せないながらも、ボリュームアップした姿は好印象。「先週にしっかりとやってあるからね。少し余裕はあるけど、追い切りを重ねて良くなっていますよ。馬体増も成長分と取ってもらっていいかな。以前ほど気難しい面はないから、乗りやすくもなっているはず」と庄野師。注目の復帰初戦になりそうだ。
スワンS⑬着以来となるクランフォードもうまく立て直してきた。中間は放牧で再充電。1週前はCウッドで誘導馬の後ろに付けてラストで並びかける形。そして今週は併せて半マイル追いで4F51秒7―37秒3、1F11秒4。最後は併入だったが、馬なりのままで追えば突き放していた余韻は十分だった。2週連続でCウッド追いはこれまでと違うパターンの調整で、陣営の工夫がうかがえるもの。それに馬も応えた印象だ。
オードリーバローズは坂路の内めを通って4F53秒8、ラスト2F24秒5―11秒9。ゴール前は数字通りに俊敏そのものだった。前走で3勝クラスを勝ち上がった勢いをそのまま感じさせる気配の良さだ。
美浦ではシルクロードSで④着だったカピリナが、けさも戸崎が坂路で感触を確かめた。併せ馬で追走して外につけ、余力十分に4F52秒6―12秒4をマーク。「先週、今週といい動きをして順調にきているなという感じ」と話した。「前走が重賞で少し忙しさを感じたので、千四になるのはいいと思います。左回りも特に気にならないですよ」
1月のカーバンクルSで⑤着に終わったモリノドリームは短期放牧を挟んでの調整。2月21日に帰厩してからは週2本ペースで順調に追い切りをこなしている。けさの最終追いは坂路で併せ馬。4F53秒2―12秒5を馬なりで併入した。伸びのあるフットワークで素軽さも十分。鹿戸師は「いい状態で臨めるね。重賞でも楽しみはあるよ」と手応えを感じている。
コラソンビートは1週前にウッドで5F65秒2─37秒0、1F11秒8を併せ馬で目いっぱいやったので、今週は上がり重点。タイムは4F56秒1─39秒9、1F11秒8を単走でリズム良く駆け抜けた。前走は海外遠征明けで本調子手前。ひとたたきして手先の素軽さがだいぶ戻ってきた。