【オークス】ジュウリョクピエロ驚異の末脚で戴冠

公開日:2026年5月25日 14:00 更新日:2026年5月25日 14:00

2冠か、それとも──秋の動向に注目高まる

 日本競馬史に新たな1ページが刻まれた。きのうのオークスだ。

 勝ったのは女性騎手の今村が乗るジュウリョクピエロ。6頭横並びとなった大混戦のゴール前で最後に首差抜け出した。

 殊勲の鞍上はもちろんだが、馬に注目すれば、これも凄い。

 直線入り口で後方14番手。スローでの瞬発力勝負で外に出せない“万事休す”の展開から、見事、馬群を割ってきた。ひと追いごとに加速して、勝ち切った脚は上がり3F33秒1だ。

 芝に切り替えたのがデビュー4戦目の今年1月で、1勝クラス、忘れな草賞に続く、芝無敗の3連勝となった。

 また、長く脚を使ってスタミナを示した前走とは一転。驚異の決め手を見せて樫の女王に輝いたから、秋が楽しみとなる勝利でもあったか。

 オークス馬となって次の目標はどこになるか。3歳牝馬の既定路線なら秋華賞だが、ジュウリョクは仏GⅠ凱旋門賞へも登録している。

 父オルフェーヴルは12、13年に挑戦して連続②着。特に初年は押し切り寸前の首差で、日本調教馬として最も凱旋門賞制覇に近づいた馬でもある。娘ジュウリョクはダート勝ちのパワーがあるうえに、忘れな草賞、オークスの連勝でスタミナも示した。また、イレ込む気性だけに、渡仏すればシャンティイでの現地調教が向くことは間違いないだろう。

 2冠か、父のなしえなかった夢か。今後の動向に大いに注目が集まりそうだ。

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