【日本ダービー】世はまさに種牡馬戦国時代

公開日:2026年5月25日 14:00 更新日:2026年5月25日 14:00

コントレイル産駒はここにきて重賞2勝

 いよいよ週末は日本ダービー。2023年に生まれた3歳馬の頂点が決まる。

 フルゲートは18頭。ベレシートが右前脚を痛めて回避したため、馬柱の17頭の他にケントン、カフジエメンタールのうち1頭が出走可能となる。

 今年、皐月賞は「まれに見る混戦」といわれた。

 1番人気だったロブチェンでも4倍ちょうど。皐月賞の1番人気が4倍以上だったのは、90年の②着馬アイネスフウジン(4・1倍)以来である。

 では、果たしてダービーは……。

 混戦と考えられる要因のひとつが、種牡馬の多様化ではないだろうか。

 かつて、日本ではサンデーサイレンスの時代があった。初年度産駒からダービー馬タヤスツヨシを出しダービーは6勝した。

 次に来たのはSS代表産駒であるディープインパクトの時代。こちらもダービーは12年ディープブリランテ、13年キズナ、16年マカヒキ、18年ワグネリアン、19年ロジャーバローズ、20年コントレイル、21年シャフリヤールと7勝もしている。

 しかし、今は絶対的なエースが不在。種牡馬として上位なのはキズナ、キタサンブラック、エピファネイア、ロードカナロアといった名前が挙がるが、この中でダービー馬の父となったのはエピファネイア(ダノンデサイルの父)、キタサンブラック(クロワデュノールの父)だけ。ともに1勝ずつで、そう、今は種牡馬戦国時代なのだ。

 今年のメンバーでキズナ産駒はアウダーシア、パントルナイーフ。キタサンブラックはエムズビギン、バステールで、エピファネイアはマテンロウゲイルの1頭と、3頭以上を送り込む種牡馬は一頭もいない。

 皐月賞で①②着のロブチェン、リアライズシリウスの父はワールドプレミア、ポエティックフレア。ともに新種牡馬だ。

 しかし、期待が特に大きかったわけではない。ワールドプレミア産駒で活躍しているのはロブチェンだけ。ポエティックフレアは受胎率の低さからすでにシンジケートが解散している。

 そんな中、注目されるのはコンジェスタス、ゴーイントゥスカイ。コントレイル産駒は遅咲き長距離タイプなのか、ここにきて一気に重賞タイトルを2つ積み上げた。

 どの馬が勝つのかはもちろん大事だが、興味深いのはどの種牡馬がダービー馬の父となるのか。戦国時代を統一できるかどうかにも注目したい。

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