今週から武豊、松若、和田竜が復帰
公開日:2025年2月6日 14:00 更新日:2025年2月6日 14:00
武豊には39年連続重賞勝利の大記録がかかる
西では今週から、戦列を離れていた3人のジョッキーが復帰する。
まずは〝レジェンド〟武豊。1月13日、中京のシンザン記念でタイセイカレント(⑤着)に騎乗した際、最後の直線コースで外側に斜行し、13番レーヴブリリアント、14番アーリントンロウ、10番ゴールデンカイト、及び11番メイショウツヨキの進路が狭くなった。この件で1月25日から2月2日まで、9日間(開催日4日間を含む)の騎乗停止に。武豊の騎乗停止は19年6月に開催日1日の騎乗停止処分を受けて以来で、実に5年半ぶりのことだった。
自身の公式サイトで、「9日間の騎乗停止となるといつ以来か思い出せないほどで、胸にズシンと響くものがあります。事象が起きた直後、ペナルティはもらうなとすぐに思いましたが、これほどの重いものになったのは正直に言わせてもらえれば意外でした」と心境を明かしていた。
復帰週となる今週は土曜が京都、日曜が東京での騎乗となる。その日曜は東京新聞杯でボンドガールの手綱を取る。
デビューした1987年から38年連続で重賞を制しており、東京新聞杯は最多の5勝をマーク。ここで記録更新となるだろうか。
同じく騎乗停止からの復帰となるのが松若。道交法違反のため、昨年8月3日から今年2月2日まで6カ月の騎乗停止処分を科されていた。
こちらは6日(木)の交流重賞、佐賀記念が復帰戦となる。
騎乗するのはデルマソトガケ。デビューから7戦連続でコンビを組んでいた馬で、その後はルメールに乗り替わった(1戦だけマーフィー)が、今回は約2年ぶりに手綱が戻ってきた。
もともと松若は音無厩舎からデビュー。22年2月から昨年の8月までフリーだったが、騎乗停止期間に再び師匠のもとに戻った形。師が3月4日で定年を迎えるため、残された日はもう1カ月しかない。勝って〝師匠孝行〟となるか。
ケガからの復帰となるのが和田竜。昨年10月5日、京都で馬場入場後に落馬し、右大腿骨などを骨折。1カ月ほどの入院と時間を要したが、今週土曜の京都から約4カ月ぶりの実戦を迎える。
追って追って追いまくるのが和田竜の騎乗スタイルだ。もう47歳になるが、大ベテラン健在というシーンを見たいものである。