【シルクロードS】ビッグシーザー再び連勝街道
公開日:2025年1月28日 14:00 更新日:2025年1月28日 14:00
今週は西園正厩舎が主役 東西重賞ダブル制覇へ
ビッグシーザーがまた上昇気流を掴んだ。
2歳秋から3歳春にかけて未勝利、福島2歳S、中京2歳S、マーガレットSとぶっこ抜き。この勢いがしばらくは止まってしまった。
初重賞挑戦の葵Sで1番人気③着がケチのつき始めで、秋はセントウルS⑩着、オパールS⑫着、京阪杯⑤着と結果を残せずじまいだった。4歳初戦は淀短距離Sを押し切っていったん浮上したものの、オーシャンS②着、高松宮記念⑦着。夏には北海道に遠征して、函館スプリントSこそ③着だが、青函S、キーンランドCと連続⑥着……。
この嫌な流れが、秋には一変だ。
オパールSでは好位の外めを追走して、直線はグッと伸びた。①~⑥着が首、首、鼻、首、鼻差の大接戦をモノにした。返す刀で京阪杯では好位の内を走り、最後は中ほどに持ち出して、逃げ込みを図るウインカーネリアンを首差でねじ伏せて初重賞勝ちである。
弾みをつけてシルクロードS→高松宮記念へ。指揮官からはこんなコメントが。
「今回はジョッキーの進言でブリンカーを着ける。“勝ったけど、フワフワして集中し切れていない”とのこと。それだけレースには余裕があった。前哨戦での走りを見てみたい」
乗り込みも順調。放牧を挟み、先々週の木曜には坂路4F51秒2―12秒1の好時計。先週水曜も4F52秒4―12秒3で元気いっぱいに駆け上がっている。
状態面はOK。あとは「ハンデを背負うのがどうなのか。他との差があるしね」と。
根岸Sのタガノビューティーと同じく斤量が立ちふさがる形。2頭ともにこれをはねのければ、大舞台の栄光がグッと近づく。