愛知杯を引き継ぐ新設重賞でも小倉二千が舞台なら血統的な狙いははっきりしている。グレイソヴリン系を持つ馬だ。
例えば一昨年の夏に同舞台で行われた小倉記念では、ルーラーシップ産駒で父の母の父がトニービンとグレイソヴリン系のエヒトが①着。②着テーオーシリウスもジャスタウェイ産駒で同じくトニービン持ち。この舞台で施行された昨年の愛知杯でも、トニービンと同じゼダーンの血を引くケンドールが母の父のコスタボニータが③着。舞台相性が抜群な血だけにここも抜きには語れない。
◎はゴールドエクリプス。
父ドゥラメンテは祖母がエアグルーヴで、ここにトニービンの血が入っている。加えて、母の父がハービンジャーで、こちらも小回りの二千での実績は抜群だ。この配合なら小倉の中距離戦が合わないわけがない。
実際、未勝利、1勝クラスを小倉千八で勝ち上がり。前記の一昨年の小倉記念で③着だったのがこの馬だ。小倉で唯一、馬券圏を外したのが、昨年の小倉大賞典(⑫着)だが、これはスタート直後に他馬と接触する不利で戦意喪失したもの。参考外でいい。得意の舞台に戻ってハンデ52キロなら一変があっていい。
【中山11R・初富士S】 フレーヴァードは中山金杯勝ちのアルナシームと同じモーリス産駒。自身も中山二千は2戦2勝だから、頭で狙う。
競馬好きの父親の影響もあり、子供のころから競馬中継を一緒に観戦。最初は父親が馬券を当てるともらえる臨時の小遣いが目当てだったが(ただし、父は穴党だったため、あまり的中した記憶はない……)、ある日、シンボリルドルフといういかにも強そうな名前の馬が、強く勝つ姿に魅入られたのが競馬ファンになったはじまり。
その後はテレビゲームの競馬ソフトにどっぷりハマり、今までに遊んできた競馬ゲームは数知れず。その時に競走馬の配合の奥深さを知り、血統に興味を持ったのが今の予想スタイルの根幹か。現在でもたまにゲームをたしなみ、好きだった競走馬の産駒を活躍させることが小さな喜び。
予想スタイルはもちろん“血統”。各馬の血統を分析。得手、不得手を見極め得意条件に出走する時に狙い撃ち! 好配当を目指します。