本紙・武田の見解

【東京大賞典】国内ではいまだに無敗 フォーエバーヤングここでも負けない

公開日:2024年12月28日 14:00 更新日:2025年1月4日 11:08

 本命はフォーエバーヤング。まだ国内では負け知らず。ここもノンストップで通過する。

 確かに古馬も歴戦の強者だが、フォーエバーヤングの実績はそれらをはるかにしのぐ。

 今春は中東に遠征してサウジダービー、UAEダービーを連勝。まだ、サウジダービーが今年で5回目とはいえ、この両レースを制したのは史上初である。

 そしてさらに米国に渡り、ケンタッキーダービーの大舞台へ。惜しくも③着に敗れたが、見せ場どころか、“勝つか”のシーンを初めてつくった実績、功績は称賛するべきものだ。

 秋にはステップレースとして使ったジャパンダートクラシックを勝利して、3歳3冠の最終戦をモノに。さらにBCクラシックで③着。アメリカの頂点にこそ立てなかったものの、来年はさらなる飛躍が期待できる。

 BCクラシックで①②着のシエラレオーネ、フィアースネスはともに来年も現役を続行。リベンジを果たすためにも、国内では負けていられないだろう。ここは相手探しに徹したい。

 ウシュバテソーロはすでに7歳シーズンの終わりで、ウィルソンテソーロは目いっぱいの戦いを2戦したあとで、さすがに上がり目を見込みにくい現状。

 有馬記念を3歳馬が①③着したこともあり、東京大賞典でも再現を狙って本線はラムジェットでいく。JDクラシックでは1秒4も離されたが、間に挟む予定だったチャンピオンズCを挫跖で回避。ローテーションに余裕ができた。

 先週はCウッドでラスト2F22秒9を出し、今週水曜にも6F80秒4―36秒6の好調教。これでフォーエバーヤングとの差が詰まれば、②着の可能性も高まってくる。

武田昌已

月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。

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