勝羽太郎 情報ノート

【勝羽の土曜競馬コラム・アンドロメダS】

公開日:2024年11月15日 17:00 更新日:2024年11月15日 17:00

 この水曜、栗東トレセンでJRAの説明会が2つあった。ともに出席したが、1つは騎手絡みの件で、既報の通りのスマホ問題だ。やり切れない思いで状況把握に努めるほかなかった。

 もう1つは各競馬場のダートコースクッション砂の産地公表について。現在は、京都、阪神、小倉の3場のみ、2~3年前からオーストラリア・オールバニ産の珪砂がブレンドされている。

 豪州産の石英砂で光を反射しやすい特性のために、乾けば白く映るのだ。

 各場のブレンド率などは来年1月1日からJRAのホームページ「馬場情報」で掲載予定。各場の晴雨での傾向や時計の違いが、ここからより明確となることが期待できそうだ。

【京都11R・アンドロメダS】 ここはトップナイフに◎。

 2歳GⅠホープフルSで鼻差連対し、GⅡでは3歳時に弥生賞ディープインパクト記念、札幌記念で②②着がある。リステッド競走なら威張れる実績の持ち主だ。

 菊花賞後の脚部不安により近3走は⑩⑥⑨着の着順だが、内容は復調をたどっている。2走前の札幌記念は外、内と進路を変更しつつも脚を使え、その伸び脚が一段と鋭さを増したのが前走の毎日王冠だった。レースの上がり3Fが11秒3―11秒0―11秒4の流れとなったため、出遅れて最後方からの競馬では上位進出こそかなわなかったが、大外からいいフォームで伸びていた。

「徐々に良くなってきたな。この中間は前走以上に濃く乗り込めているから、今回は期待している」とは昆師だった。

 淀の芝は今週がBコースの最終週。外差し傾向が出るとみて、この馬の末脚にかけてみる。

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11月16日(土)京都競馬場

勝羽太郎

 1974年、愛知県で生を受ける。名前の通りのザ・長男。
 大阪での学生時代、暇な週末は競馬場に通い、アルバイトをきっかけに日刊ゲンダイへ。栗東トレセンデビューは忘れもしない99年3月24日。毎日杯の週で、初めて取材した馬は連勝中だったテイエムオペラオー。以降、同馬に魅せられ、1勝の難しさ、負けに不思議の負けなしと、学ばせてもらったことは実に多い。
 グリーンチャンネルでパドック解説をさせていただいているが、パドック党であり、大の馬体好き。返し馬をワンセットで見たい派。現場、TV観戦でもパドックが見られなかったレースの馬券は買わないと決めている。
 余談だが、HTB「水曜どうでしょう」の大ファン。こんこんと湧き出る清水のように名言を連発する大泉洋氏を尊敬してやまない。もちろん、“藩士”ゆえにDVD全30巻を所持。

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