【スプリンターズS】秋もジョッキーのトレンドは続くのか
公開日:2024年9月30日 14:00 更新日:2024年10月4日 11:08
レーンに替わって西村淳が大仕事
秋GⅠもジョッキーでいえば“トレンド”を引き継ぐのか――。
振り返れば春GⅠで話題になったのが2勝以上したジョッキーがいなかったこと。グレード制導入後、春GⅠで毎レース違うジョッキーの勝利というのは歴代初だった。
その流れでいけば今年のJRAのGⅠを勝っていないジョッキーで、最も注目されたのは1番人気に推されたサトノレーヴのレーンだろう。
だが、終わってみれば⑦着。これまで間隔をあけながら使ってきた馬が中4週。古馬になって以降で最も詰まったローテーションに加えて、経験したことがない猛ラップ。自身としてはデビュー以来、最速となる前半3F33秒6で追走はしたが、ここで脚を使ってしまったか、最後は伸び負けの格好に。
ともあれ、函館スプリントS、キーンランドCはともに圧勝だっただけに、今後の巻き返しを期待したい。
一方、そのレーンに替わってトレンドをつなげたのが西村淳。実に24回目のGⅠ挑戦で、初のビッグタイトルとなった。
思えば春GⅠは毎レース違うジョッキーというだけでなく、菱田(天皇賞・春)、津村(ヴィクトリアマイル)、マクドナルド(安田記念)、菅原明(宝塚記念)とJRAGⅠ初勝利が目立ち、このトレンドも引き継いだことに。秋華賞以降も、これらのトレンドは頭に入れておきたい。