【紫苑S】上村厩舎&横山和は魅力たっぷり エラトー3連勝あるぞ

公開日:2024年9月5日 17:00 更新日:2024年9月6日 10:42

 エラトーに注目だ。

 昨年の秋から今年初めにかけて、未勝利を③②①着と勝ち上がり。春のチューリップ賞は⑨着と結果を出せなかったが、ひと息入れた夏の函館ではガラリ一変の走りを見せた。

 遊楽部特別ではすんなりとハナを切ると、ずっとリズムのいい走り。勝負どころでの周りとの手応えの差は歴然で、追い出されると力強い伸びを見せた。余力たっぷりに3馬身突き放してフィニッシュだ。

 続く北海ハンデキャップも強かった。今度は行きたい馬を行かせて2番手から。それでも折り合いはしっかりとついており、そのまま4角を回った。直線では早々と先頭に立ち、遊楽部特別と同様に離す一方。1馬身4分の3差の完封劇だった。

 レース後は放牧を挟んで秋に備えられた。8月15日に戻り、乗り込みはすこぶる順調。先々週、先週と続けてCウッドで併せ馬。先週は6F80秒9―37秒1、1F11秒8を馬なりでマークした。そして、今週は坂路4F55秒1―12秒8で駆け上がっている。

「先週、やってあるので、今週は坂路で調整程度でいいですよ。暑い中の調整がどうかも、調子は悪くない。小回りで2連勝してきたけど、中山も小回りみたいな舞台。立ち回りのうまさでどれだけやれますか」(上村師)

 3戦連続で横山和が手綱を取る。上村厩舎とのコンビといえば、何と言ってもベラジオオペラ。昨年暮れにチャレンジCを制すると、今春の大阪杯ではうれしい厩舎の初GⅠ制覇を成し遂げた。

 これまで31回の騎乗で〈9 4 4 14〉。勝率・290、連対率・419、③着内率・548と信頼性が実に高い。

 勢いに乗っての重賞挑戦。3連勝で大舞台に駒を進めるか。

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