【関屋記念】NHKマイルCで③着好走 ロジリオン反撃態勢
公開日:2024年8月8日 14:00 更新日:2024年8月8日 14:00
ロジリオンが初タイトル獲得を目指す。
2走前には3歳マイル王決定戦のNHKマイルCに参戦した。ファルコンSで⑤着に敗れた後で10番人気と評価は低かったが、レースは違った。
3枠6番から中団を追走して、そのまま手応え良く直線を向いた。ゴーサインが出るとしっかりと脚を使い、抜け出した2番人気ジャンタルマンタルの2番手に。〝そのまま決まるか〟と思わせたところを、ゴール前で内から伸びた1番人気アスコリピチェーノに首差でかわされて③着でゴールインだ。
①②着馬は朝日杯FS、阪神JFとGⅠウイナー。皐月賞③着、桜花賞②着と、1冠目でも上位争いを演じていた。強敵相手だから価値は高い。
続くパラダイスSは当然のように1番人気に推された。しかし、結果は前残り決着の中、[4][7][7]から④着だった。
土谷助手は「3角で他の馬が引っ掛かって上がってきた。あそこでポジションを下げざるを得なくて。最後は伸びていただけに、もったいなかったですね」と振り返る。
レース後は放牧を挟んでここへ。7月18日に戻り、ウッド、坂路で乗り込まれてきた。先週は初コンビの永野が手綱を取り、ウッドの3頭併せを消化。今週水曜も6F83秒5―37秒6、1F11秒4で併入し、好仕上がりをアピールしている。
「そんなに疲れもなかったですね。1週前にはジョッキーに感触を確かめてもらいました。体は特に変わらず、フレッシュな感じがあります」
ここまでデビューから左回りに照準を合わせてきた。NHKマイルC③着以外にもクロッカスS①着、京王杯2歳S②着の実績がある。
「54キロで走れますからね。新潟の外回りで脚を余さずに乗ることができれば」
先頭でゴールを駆け抜け、秋の大舞台に駒を進めたい。