【関屋記念】ディスペランツァ末脚炸裂
公開日:2024年8月6日 14:00 更新日:2024年8月6日 14:00
M・デムーロも好感触
ディスペランツァに注目だ。
今年の春にアーリントンCで重賞ウイナーに輝いた。2歳時は二千を使っていたが、3歳になってマイル路線に切り替えて、1勝クラスを一発回答。そこから参戦したGⅢは強かった。
スタートを決め、行きたいクチを行かせて中団から手応え良く運んだ。直線で進路が決まって追い出すと、鞍上のアクションに応えてグンと伸びた。残り100メートルあたりからの切れは強烈そのもの。アッという間に抜き去っている。
続いて、NHKマイルCへ。ここは⑦着でも、伸びかけようとするところで前をカットされる不利が痛かった。スムーズにさばければ、もっとやれていたに違いない。
レース後は放牧に出され、このレースを目標に調整されてきた。7月9日に戻り、順調に乗り込まれて20、27日の土曜にCウッドで長めから。先週水曜にはM・デムーロがまたがり、坂路4F56秒4をマークした。
「ミルコは“以前より成長してる”と言ってくれました。デビューが8月の小倉だったし、暑さも特に気にしてませんよ」(田嶋助手)
そして、先週土曜にも坂路4F51秒3―11秒8で好仕上がりをアピールした。
アーリントンCで見せた末脚なら、直線の長い新潟は合うイメージ。前走から2キロ軽い55キロで走れるのもいい。
「手前の替え方からも左回りは合うと思うし、どんなパフォーマンスができるかをあらためて見てみたいです。能力的には古馬相手でも通用していいと思うので」
悔しい思いを晴らして先頭ゴールへ。期待が膨らむ。