【北九州記念】好内容で安土城S勝ち エイシンスポッター末脚炸裂
公開日:2024年6月27日 14:00 更新日:2024年6月27日 14:00
エイシンスポッターに注目だ。
3歳時に未勝利、1、2、3勝クラスを制してオープン入り。4歳時は重賞初挑戦のオーシャンSで③着に来ると、続く鞍馬Sでオープン初勝利を飾った。秋には京阪杯で③着と重賞で再び上位争いを演じている。
5歳の今年は六甲S⑦着後、安土城Sへ。8枠17番から、いつものように後方でじっくりと運んだ。直線では外めを回り、ゴーサインが出ると、グイグイと伸びた。ゴール前できっちりと首差抜け出して、1年ぶりに美酒を味わった。
吉村師は「2走前のマイルは長い印象でした。千四までなら切れ味を発揮できますね。緩いペースの中、トップハンデを背負い、ひと皮むけた勝ちっぷりでした」と振り返る。
これまでの6勝中、5勝は上がりがメンバー最速だった。残りの1勝クラス勝ちも2番目タイ。この末脚は強烈だ。
前走後は放牧を挟んで調整。中間に坂路で2本の時計をマークすると、今週水曜は4F53秒3―12秒1で駆け上がり、好調子をアピールした。
「調整のしやすい馬で順調にきていますよ。泥んこ馬場も平気で根性もある。この馬自身、58キロも大丈夫ですが、開幕週のハンデ戦で展開が向くかどうかでしょう」
小倉の千二は一昨年の夏に2回遠征して、2戦2勝とパーフェクト。ともに内を突いて力強く伸びてきた。鞍馬S勝ちも馬群をさばいており、内、外自在に進路を取れるのはいい。
鞍上の角田河は未勝利勝ち時以来、ずっとコンビを結成。すっかり手の内にも入れている。
いよいよ重賞タイトル獲得となるか。