【北九州記念】ロードフォアエース今度は決める

公開日:2025年7月1日 14:00 更新日:2025年7月1日 14:00

暑い時季でも攻め込んだ

 ロードフォアエースが重賞初制覇を狙う。

 好スタートから楽に先手を奪える先行力が武器であり、デビュー13戦で12連対という超安定株。「自分のレースをつくれるのが強み」と友道師が言うように、オープン昇級後も自ら勝ちに行く競馬で3戦連続で②着と好走している。

 注目すべきは、その対応力か。前3戦は小倉→阪神→中山と異なる舞台であり、馬場状態も良、重、稍重とさまざまだった。それでも崩れず、勝ちに等しい競馬をしているから高く評価できる。

 前走後はすぐにサマースプリントシリーズに目標を定めた。リフレッシュ放牧から6月4日に帰厩すると、坂路とコース、そしてプール調教を併用してしっかり乗り込まれてきた。

 調教駆けするタイプとはいえ、2週前のCウッドでは早くもラスト1F10秒9のハイラップをマークと、動きは相変わらず超抜だ。

 そして、1週前追いではさらに負荷を強めて、Cウッド6F79秒8―37秒2。序盤からゆるみのないラップを刻んだことでラスト1Fは11秒7を要したが、全体時計は水曜最速でもあった。暑い時季でもヘコたれずに調整できており、ここまで攻め込めたのは体調の良さの表れと見ていい。

「放牧を挟んで、予定通りに来ていますよ。帰厩後の調整も順調です。今回は初めての重賞ですが、むしろペースが速くなる方が競馬はしやすいでしょう。昇級後も常に強い競馬をしているし、馬場も問わないタイプ。チャンスはあると思います」

 ここで結果が出れば、秋には大舞台も視野に入ってくる。飛躍の足掛かりとできるか注目だ。

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