【北九州記念】勢いのある3歳勢と歴戦の古馬が激突

公開日:2025年6月30日 14:00 更新日:2025年6月30日 14:00

 今週は「サマースプリントシリーズ」第2戦、GⅢ北九州記念だ。

 2006年からスプリント戦に変更。08年①着スリープレスナイトはスプリンターズSも制し、JRA最優秀短距離馬の称号を手に入れた。

 過去には14年リトルゲルダ、15年ベルカント、18年アレスバローズ、20年レッドアンシェル、23年ジャスパークローネが北九州記念を勝ってシリーズチャンピオンに。その条件は13ポイント以上(対象レースで1勝を含む)。やはりシリーズ序盤で好成績を挙げることがチャンピオンへの近道となる。

 今年は関東馬のエントリーこそないが、スピード自慢が揃った。

 勢いがあるのはアブキールベイ。前走の葵Sで一気に突き抜けて、重賞初制覇を決めた。3歳牝馬といえば、昨年のピューロマジックが葵S→北九州記念と重賞を連勝。その再現を狙う。

 3歳勢は他にも小倉2歳S馬エイシンワンド、前記の葵S②着クラスペディアがいる。

 一方、古馬勢の筆頭はヨシノイースターか。昨年の②着馬であり、今年も春雷Sでオープン特別2勝目。7歳を迎えても衰えず、タイトル獲得に期待が膨らむ。

 ロードフォアエースはその春雷Sで連対。オープン入り後も3戦連続②着と安定した走りを見せている。川田とのコンビ再結成で待望の勝利を目指す。

 2連勝中のヤマニンアルリフラも侮れない。3勝クラスの淀Sは芝に戻して快勝。4歳で本格化してきた印象だ。

 他にもパラダイスSで鮮やかな復活を遂げたカリボール、CBC賞勝ちのドロップオブライト、重賞3勝のモズメイメイなど。大激戦だ。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間