牝馬限定GⅠで買えるジョッキーは誰だ!? ルメール、武豊、川田──。

公開日:2026年5月14日 14:00 更新日:2026年5月14日 14:00

今週はヴィクトリマイル、来週はオークス

 現在、JRAで施行されている牝馬限定のGⅠは6つ。2歳の阪神ジュベナイルフィリーズに、3歳の3冠(桜花賞、オークス、秋華賞)、そして古馬のヴィクトリアマイル、エリザベス女王杯だ。その昔、故・嶋田功騎手がオークスを5回制して「牝馬の嶋田」と呼ばれたように、牝馬に強いジョッキーは存在する。では、今回のヴィクトリアマイル騎乗予定のジョッキーで、データ上、牝馬が得意と断言できるジョッキーは誰か、またその逆は……。

ルメール ヴィクトリアマイルは6年連続で馬券圏内

 一番はルメールだ。

 もちろん、「ルメールなら牡も牝も関係ない」という意見もあろう。だが、これまでJRAのGⅠで59勝し、そのうち牝馬では30勝。牝馬限定のGⅠが年間6つで、アーモンドアイのような一部例外を除いて、牡馬相手にGⅠを勝つ牝馬はなかなかいないから、半数以上が牝馬というのは非常に多いのだ。

 例えば、JRAで断トツの勝利数を誇る武豊。GⅠは84勝しているが、そのうち牝馬では22勝である。つまり、割合でいえば4分の1ほど。そう考えるとルメールの牝馬GⅠでの強さは相当といえよう。

 では、前記した6つの牝馬限定GⅠではどうかというと、ルメールはこれまで19勝。17勝の武豊を抜いてトップである。

 すべてのGⅠで勝利を挙げているだけでなく、特に強いのがヴィクトリアマイル。通算で10回騎乗して〈4213〉。17年アドマイヤリード、20年アーモンドアイ、21年グランアレグリア、昨年のアスコリピチェーノで制している。

 また、22年はファインルージュで②着、23年はスターズオンアースで③着、24年はフィアスプライドで②着だから、20年から昨年まで6年連続で③着以内。こんなに信頼性の高いジョッキーはいない。

 ちなみに、次週のオークスも4勝。牝馬限定GⅠではこの男を無視して語るわけにはいかない。当然、今年のヴィクトリアマイルで騎乗するエンブロイダリーも最有力といえよう。

武豊 牡馬とは違い、牝馬でのGⅠ勝利はもう17年も遠ざかる

 今、なぜか牝馬限定のGⅠに縁遠いのが〝レジェンド〟武豊だ。

 ルメールのところで触れた通り、牝馬でのGⅠ勝ちは22。これはイメージよりもかなり少ないといえよう。実際、騎乗した中にはエアグルーヴ、アドマイヤグルーヴや、ウオッカ、ベガ、ファレノプシス、ファインモーションといった名牝の名前が次々と浮かぶからだ。

 しかし、実は牝馬でのGⅠ勝ちとなると09年ウオッカでの安田記念が最後。もう17年も遠ざかっている。

 牝馬限定GⅠ勝利もそのウオッカ=ヴィクトリアマイルが最後で、以降は〈0 8 4 68〉だ。

 この間もキズナ、キタサンブラック、ドウデュースといった名馬でターフを沸かせてきた。昨年はメイショウタバルで宝塚記念を逃げ切り勝ち。しかし、いずれも牡馬でのもので、牝馬での勝利は久しく途絶えている。

 単にめぐり合わせとも思えるが、ここ2年のヴィクトリアマイルも24年ナミュール(⑧着)、25年ボンドガール(⑯着)はともに2番人気だった。果たして、今年の騎乗馬エリカエクスプレスではどういう結果となるだろうか。そして、オークスのアランカールは……。

川田 3歳クラシックは強いが古馬GⅠでは…

 では、カムニャックに騎乗する川田はどうか。

 川田で牝馬といえば、〝お嬢さん〟こと3冠牝馬リバティアイランドを思い浮かべるファンも多いだろう。

 では、実際の数字を見ると、これまでJRAのGⅠを30勝。牝馬での勝利は10だから、特に牝馬に強いというわけでもなさそう。

 牝馬限定のGⅠでは8勝。桜花賞3勝、オークス2勝など3歳クラシックでは強いものの、古馬GⅠでは、エリザベス女王杯が14年ラキシスでの1勝のみで、15回騎乗して〈1 2 1 11〉。このヴィクトリアマイルでは14回騎乗して〈0 1 0 13〉。昨年のクイーンズウォークでは②着惜敗だった。

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