【帝王賞】1番人気ミッキーファイト勝利でルメールは夏休み前のひと稼ぎ

公開日:2025年7月3日 14:00 更新日:2025年7月3日 14:00

 2日(水)に大井競馬場で行われた〝ダートの上半期の総決算〟、帝王賞(JpnⅠ)は1番人気のミッキーファイトが勝利。鞍上はルメールだった。

 このレースでの騎乗を最後に、しばらく夏休みを取るルメール。7月26日の新潟開催からターフに復帰する予定だ。

 つまり、鞍上にとっては休養前のひと稼ぎといったところだが、決して楽な勝利ではなかった。

 別掲のコメント通り、早めに動く馬がいて、さらにそれを振り切ったところで②着アウトレンジに首差まで詰め寄られたからだ。

 とはいえ、これで初のビッグタイトルを獲得。通算〈6120〉の安定株で、同期のトップであるフォーエバーヤングが海外中心だけに、国内ではもはや世代のエースにノシ上がったか。

 近年最強と言われる世代に、また新たなダートのスターが誕生した。

①着ミッキーファイト(ルメール騎手) スタートからリラックスして走れていたし、ずっとスムーズでした。能力が高くGⅠレベルの走りを見せてくれましたね。もう少し後ろからでも大丈夫。何でもできるのがストロングポイントです。

(田中博調教師) ここを目標にしていたので、勝ててうれしいです。1角まではスムーズでリズムも良かったけど、3角から有力馬が早めに来て厳しい流れの中、馬がよく持ちこたえてくれましたね。スタートが安定して精神的にも強くなり、心身ともに充実。秋は国内の大レースを目指すことになると思います。

②着アウトレンジ(松山騎手) いい形でリズム良く脚もたまっていた。3~4角は勝ち馬を見ながら直線もしっかり伸びて、このメンバーでも差のない競馬ができたが、結果だけが悔しいです。

③着ノットゥルノ(武豊騎手) 先手を取れたら行くつもりだったけど、そこまでダッシュがつかなかった。それでも久しぶりにいい頃の行きっぷりで、4角の手応えも良かったけど相手が強かったね。

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