【マーメイドS】エーデルブルーメ重賞奪取
公開日:2024年6月13日 14:00 更新日:2024年6月13日 14:00
「ここでいい競馬ができれば、先が楽しみ」(福永師)
福永厩舎エーデルブルーメに注目だ。
転厩初戦の前走・ダイワスカーレットCは重賞級のパフォーマンスだった。前半5Fは59秒8で淡々とした流れ。中団7番手でじっくりと脚をためて、4角手前から徐々に進出開始。直線入り口で馬群の外を回って先団に取り付くと、直線は馬場の五分どころから豪快に差し切り。ラスト2F11秒3―11秒3で突き抜けた勝ちっぷりは、ひと皮むけた印象を受けた。
「時間をかけて調整したことで、身のこなしが良化。それがレースで反映されました。ジョッキーも完璧に乗ってくれて、いい勝ち方だったと思うよ。まだ良化の余地はあるけど、重賞に手が届くところまで来たんじゃないかな」(福永師)
余勢を駆って挑むGⅢ戦は、ワンランク上昇しての参戦だ。
先月16日に短期放牧から帰厩すると、23日には自己ベスト2位タイとなる坂路4F51秒9を馬なりでマーク。さらに1週前はCウッド追いで調教師が自らまたがり、6F81秒9―36秒8、1F11秒3を持ったまま。時計の出方からも、目下の好調ぶりが見て取れる。
そして今週はCウッドでしまいをサッと伸ばす程度。ラスト3F36秒2―11秒2でまとめて文句なしのA評価だ。騎乗したトレーナーが「いい感触だったよ。前走時から少し上向いている感じだね」とデキに不安なし。
「荒れてきた京都の芝は好材料。ここでいい競馬ができれば、先が楽しみだよね」
厩舎初の重賞制覇へ期待は大きく膨らむ。