【エプソムC】マイネルケレリウス連続激走あり
公開日:2024年6月6日 14:00 更新日:2024年6月6日 14:00
奥手の血統がいよいよ開花
マイネルケレリウスを要チェック。
母のマイネカンナは4歳春に福島牝馬Sを差し切り、重賞ウイナーに輝いている。伯父のマイネルキッツは6歳春の天皇賞を12番人気でアッと言わせると、7歳春に日経賞、8歳暮れにステイヤーズSとタイトルを積み重ねた。
ケレリウスも晩成タイプらしく、年齢を重ねながら力をつけている。
2歳夏に新馬、3歳夏に1勝クラス、秋に2勝クラスを制した。昇級後の2戦は⑨⑧着と結果を残せなかったが、4歳春で迎えた前走の府中Sは違った。
道中はじっくりと後方から進めた。手応え良く4角を回り、直線では大外へ。そして、ゴーサインが出ると、グングンと伸びた。まとめて差し切って1馬身半差と、94・2倍の10番人気とは思えない完勝劇だ。
レース後もすこぶる順調。先週までに6本の追い切りを消化。先週水曜はウッドで重賞勝ち馬キミワクイーンと併せ馬。そして、今週水曜は6F84秒0―38秒4、1F11秒7で駆け抜けた。
「再度、放牧を挟みましたが、前走よりも早く帰厩して乗り込んでおり、動きも雰囲気も同等かそれ以上。いい形で進めてこれました」(杉木助手)
これまで4勝の内訳は東京二千が2勝で、東京千六と新潟千八が1勝ずつ。今回の東京千八は合うイメージがある。
「器用な馬なのでどのような競馬もできるけど、前走を見ると決め手を生かす方が現状はいいのかも。重賞でどこまでやれるかまだ何ともですが、ペースの違いに戸惑わなければ相手なりに走れそうな気はしています」
石川はこれまで〈3115〉で、前走でも待ち味をフルに引き出した。続けて激走があっても。