【ステイヤーズS】AR共和国杯⑤着は見どころあり セファーラジエル大駆け
公開日:2023年11月30日 14:00 更新日:2023年11月30日 14:00
セファーラジエルが一発ムード。
昨年の11月から今年の1月にかけて岸和田S③着、寿S③着、美濃S①着でオープン入り。ひと息入れて、昇級初戦の大阪―ハンブルクCでも②着といきなりメドを立てた。その後はメトロポリタンS④着、目黒記念⑧着と着順を下げて、夏場はリフレッシュ放牧に出された。
秋初戦のオクトーバーSは距離不足で⑧着。しかし、アルゼンチン共和国杯は違った。道中は好位を追走。直線を向いた時も手応えは十分だったが、残り300メートルあたりで前が狭くなり、少し引っ張るシーンがあった。そこから外に持ち出してエンジン再点火で⑤着と掲示板入り。スムーズならもっと差は詰まっただろう。
「前走は出して行って、折り合いがついていましたね。直線でもジョッキーは“オッ”と思ったとのこと。2回目の古馬重賞で⑤着は収穫がありました」(友道助手)
春とは対照的に着順を上げつつ、ここへ。
中間は1週間ほどのミニ放牧を挟み、先週はCウッドでいっぱいに追われた。今週は坂路で馬なりと、陣営の思い描いた通りに仕上げられている。
「太りやすいタイプですが、前回を使ってようやく締まってきました。距離は延びるけど、最近のレースぶりなら全く問題ないでしょう。二千五百だと切れ味のある馬にやられるけど、しぶとさを生かすことができれば。ジョッキーもいいイメージを持ってくれたと思いますしね」
高柳大厩舎は日曜のチャンピオンズCに人気サイドのテーオーケインズを送り出す。前日に伏兵でアッと言わせるかもしれない。