中間はすこぶる順調（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　バラジが巻き返しを期す。

　２歳時は３戦して勝てず、３歳時は未勝利を勝ち上がった後、③③②②着と足踏みをしてから１勝クラスを卒業。続く南武特別も②着だった。それが、今年の春には箱根特別、湾岸Ｓと１番人気に応えて連勝してオープン馬となった。

　昇級初戦のメトロポリタンＳも１番人気に推された。しかし、ゴール前で外から寄られて追えなくなり、０秒７差⑥着と不完全燃焼に終わってしまった。続く初重賞の目黒記念は７番人気で０秒４差⑥着まで。

　鹿戸師は「前走は正攻法の２番手で頑張っていたけど、甘くなっている感じがあった。上のクラスだと二千はいい方に出るんじゃないかな」と話す。

　中間はリフレッシュ放牧に出され、８月１日に戻り、このレースを目標にすこぶる順調に乗り込まれてきた。ウッドで再三の併せ馬を消化し、中間時計は７本を数える。今週水曜は１週前に続いて三浦が手綱を取り、４Ｆ５４秒４―３８秒５、１Ｆ１１秒６と鋭い伸びを見せている。

「２週前は追い掛けてしっかりやった。先週はしまいだけでいい感じだった。今週のひと追いでちょうどいい感じになると思う」

　新潟では内回りとはいえ、４回走って〈２２００〉と相性がいい。ここで人気を集めるサリエラ、プラダリアも目黒記念に出走しており、それぞれ０秒１差③着、０秒３差⑤着だった。バラジは配当的な妙味たっぷりで狙う価値ありだ。