木津の見解

【函館本紙・木津の土曜函館11R】

公開日:2023年6月16日 17:00 更新日:2023年6月16日 17:00

札幌芝千二の新馬戦をレコード勝ち

 連闘で勝負をかけにきた◎トーセンサンダー。

 先週の函館日刊スポーツ杯は、開幕週では絶対不利の外枠12番から外、外を回る形。それでも、ジリジリ伸びて0秒4差⑥着なら次につながる内容だった。

「力を再認識したね」

 担当の岡川厩務員もそう話す。

「だってさ、放牧先から函館…

会員限定コンテンツです。
競馬有料会員に登録するとご覧いただけます。

木津信之の予想買い目を見る

6月17日(土)函館競馬場

関連レース

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間