【高松宮記念】条件がズラリとそろった メイケイエール悲願達成へ
公開日:2023年3月23日 14:00 更新日:2023年3月23日 14:00
メイケイエールがGⅠ奪取に臨む。
2歳時には新馬、小倉2歳S、ファンタジーSとぶっこ抜き、3歳時にはチューリップ賞を制した。昨年の4歳時にはシルクロードS、京王杯SC、セントウルSと3つ上積み。獲得タイトルは6となった。
ただし、GⅠにはまだ手が届いていない。それだけに、ここは力が入る。
昨暮れの香港スプリント⑤着から3カ月半ぶりでの参戦。ノーザンファームしがらきでリフレッシュして、2月18日に帰厩。その後はコース、坂路ですこぶる順調に乗り込まれている。
先々週土曜に坂路4F50秒2―12秒7。先週水曜には池添が手綱を取り、Cウッドで4F47秒0―34秒4、1F11秒7とちょっとお目にかかれない数字をたたき出した。
鞍上は「これだけ速い時計で走ってるのに最後までブレがないし、息も乱れてない。中身の部分では完成の域に達して充実してきたと思います」と。そして、今週はCウッド4F51秒9―35秒8、1F11秒4と仕上げに抜かりはない。
前記のチューリップ賞は2カ月半ぶり、シルクロードS、セントウルSは4カ月ぶりだった。テッポウはどんと来い。
加えて、中京千二は3回走り、シルクロードS、セントウルS勝ちと昨年のこのレースの⑤着だ。
「若い頃は脚長の体形でしたが、今は筋肉がついて大きくなった。去年の秋ぐらいに“春にはピークがくるかな”とイメージしていましたが、ホント、肉体面は良くなってます。去年は内有利の中を1頭だけ外から差を詰めてきました。実際、左回りで4戦3勝と結果も出てるし、条件としてはいい。今年こそという気持ちです」(武英師)
悲願の先頭ゴールに期待が高まる。