週末は雨予報 なら、こんな珍記録が

公開日:2023年3月23日 14:00 更新日:2023年3月23日 14:01

今年は高松宮記念も…

 先週、土曜の中山は雨が降り続いた。当日のGⅢフラワーCは不良馬場で、翌日曜のGⅡスプリングSも重馬場。どうしても3月は道悪での競馬が多くなる。

 実際、レースデータが電子化されている86年以降、芝の重賞で道悪(ここでは重、不良)は292鞍あったが、月別でみると最多は3月で67鞍。次が9月で43鞍。とにかく圧倒的に3月が多い。菜種梅雨というくらい天気がはっきりしない時期なのだ。

 だから、道悪回数が多かった重賞はこの時期、特に中山に集中。スプリングSが8回で最多。以下、7回が弥生賞、日経賞、中山牝馬S、フラワーC、そして9月のセントライト記念である。

 そんな中、近年は道悪ばかりなのがGⅠ高松宮記念だ。

 07年スズカフェニックスが勝った時が重で、14年コパノリチャードが不良。そして20年モズスーパーフレア、21年ダノンスマッシュ、22年ナランフレグと現在、3年連続、重馬場で行われている。

 今年も良馬場は望み薄だ。天気がいいのは水曜まで。木曜から日曜まで雨交じりの予報が出ており、どうやら今年も道悪が避けられそうにない。

 もし、4年連続ならGⅠとしてはもちろん初めて。重賞としても90~93年の函館3歳S(当時。90、91年が不良、92、93年が重)に並ぶ珍記録になる。スピード王決定戦だけに、良馬場での競馬を見たいものだが……。

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