木津突撃馬券

【木津の月曜競馬コラム・フラワーC】

公開日:2022年3月20日 17:00 更新日:2022年3月20日 17:00

重賞に照準を合わせた

 記者は調教の動きやタイム、血統などから競走馬の能力を推測します。でも、厩舎関係者が携わる担当馬の能力の有無を肌で感じる力には、当然ながら遠く及びません。

 フラワーCに出走するコルベイユを手掛ける平賀厩務員の洞察力も相当に信頼性が高いです。

 デビュー戦は11番人気の低評価…

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3月21日(月)中山競馬場

木津信之

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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